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いきなりライヴの最後までたどり着いてしまったけれど、もう一度振り返ってみると激しい曲から静謐な曲まで幅のある曲調を自在に行き来するセットリスト(下記参照)ながらギクシャクした印象は全く無かったのはそれだけバンドが生み出す大きな流れに自分が没入できていたからか。"Given To Fly"のスケールの大きさはどこまでも広がっていくかのよう。"Dissident""Daughter"に前半は完全に観客が歌った"Better Man"といった曲での大合唱にただただ身を任せるのも心地良かった。RamonesトリビュートにエディがZekeと組んで提供した隠れ名曲"I Believe In Miracles"のカヴァーに思わず大声で歌っちゃった僕は間違いなく会場内少数派。アンコール1曲目の"Bushleager"ではブッシュ大統領がコケにされたが、続いて演奏された"Fortunate Son"(「幸運な息子」!)も間違いなくブッシュへのあてこすりだろう。最初のアンコールを締めくくった"Spin The Black Circle""Rockin' In The Free World"(月曜に見たばかりだったニール・ヤングが演奏しなかっただけに待望!)の連発ではこの日のライヴ中最もストレートにアグレッシヴに突き進むPearl Jamを体感でき、その怒涛の勢いに押し切られた。終演は10時50分頃と実に2時間20分に及ぶライヴだった。
1. Release
2. Breakerfall
3. Hail Hail
4. Save You
5. Cropduster
6. Dissident
7. In My Tree
8. Given To Fly
9. Insignificance
10. Love Boat Captain
11. Get Right
12. I Believe In Miracles (RAMONES)
13. I Got Shit
14. Lukin
15. Corduroy
16. Thumbing My Way
17. Daughter
18. Even Flow
1st Encore
19. Bushleaguer
20. Fortunate Son (CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL)
21. Do the Evolution
22. Betterman
23. Crazy Mary
24. Spin the Black Circle
25. Rocking In the Free World (NEIL YOUNG)
2nd Encore
26. Baba O'Riley (THE WHO)
よく知られていることだがPearl Jamは毎回セット・リストを変えている(だからこそ全公演をライヴ盤化することにも意味があるわけだ)ので、換言すれば彼らのライヴには理想のセット・リストは存在しないし期待してもいけないということ。というわけで当然この晩も演奏された曲・されなかった曲双方に驚きがある曲目だった。字面だけ見ると「あの曲もこの曲もやって欲しかった」と言いたくなりそうだが、実のところ強がりでもなんでもなく本当に今振り返ってみてもそんな文句を言う気には全くなれない。あまりにありがちでなるべく使わないようにしている「会場が一体になったライヴ」という表現はこういうライヴのためにこそとっておきたい、こういうバンドこそが信頼して聴き続けるに値するミュージシャンなんだと確信させられたライヴだった。だからこそまたいつか必ずPearl Jamを体感できる日が来て欲しい。こんなライヴを1度しか体験できないのではあまりにも物足りないから(もちろん1度も体験できないよりは比較にならないぐらいマシなのだけれど)。
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