Ozzfest参加バンド達がオフの日に行なっているツアーを最近の新人で最も気に入っているバンドの1つKillswith Engage目当てに行って来た・・・はずだったのですが・・・。
会場に着いてしばらくした頃にShadows Fallが登場。ということは最初のSworn Enemyは見逃したということだ(余談だけど彼らの“Sworn Enemy”のイントロはJudas Priest“Hellbent For Leather”にそっくりで笑えます)。
Shadows Fallは月のヘッドライン・ショウで2年前のBeast Feastで観た時よりも全然いいと思わせてくれたけれど、最新作“The Art Of Balance”を中心に40分ほどプレイこの日はツアーを続けてきた成果かより自信を感じさせる、パフォーマンスも音作りも更に充実のライヴ。
「エピック・メタルを聴きたいか?」というMCで始まった“Fire In Babylon”のスケールの大きさがとりわけ印象的だった。その一方で彼ら最高の名曲“Stepping Outside The Circle”をやってくれなかったのは残念だったけれど。
次は当然Killswitch Engageの出番だと思って最前列近くまで移動。しかしステージ上にはキーボードが設置され、セットも豪華だしこれはどう見てもCradle Of Filthのライヴが始まるようにしか見えないにゃ〜・・・。そういえばグッズ売り場にもKillswitch Engageのマーチャンダイズだけなかったことを思い出しますます不安にさせられつつ一縷の望みを託して待ち続けて30分、ようやく出て来たのはやっぱりCradle Of Filth・・・ガックリ。国境を越えられなかったのか?!
2、3曲我慢した後脱出し、最後方に座れる場所を発見してそこでのんびり見学することに。
Cradle Of Filthは日本デビュー当時はまだブラック・メタルが珍しかったこともあってけっこう聴いていたけどその後の作品に満足できなくて全然聴かなくなってしまっていたのだけど、この日のライヴを見ても印象は良い方向には変わらなかった。見た目や演出に気を使っているのはわかるんだけれど、肝心の曲が面白く思えないと悪い意味でギミックとしか受け取れないし。おまけにいつの間にか髪にガムが付いてるし(涙)、Shadows Fallは良かったもののこれほどしょんぼりなライヴも久しぶりでした。ぐすん。
Maidenがこのメタル・ショウを締めくくるべくステージに上がったのは9時半頃。まだ新作発売前だしどんな曲でライヴを始めるんだろう、と期待していたら聞こえてきたのはあの朗読の声・・・“The Number Of The Beast”だ!前回の来日ではアンコールのしょっぱなに持ってきたほどの代表曲をいきなりやるとは完全に裏をかかれました。更に“The Trooper”が続いてこの時点で大変な盛り上がり。ただ、この曲でブルース・ディッキンソンがユニオン・ジャックを振るのはお馴染みの演出とはいえイギリスがアメリカともども対イラク戦争を決行したことを考えると、歌詞自体は反戦的な曲とは言え正直複雑な気持ちにもさせられたけれど。
この後に“Die With Your Boots On”“Revelation”が続いた(“The Trooper”も含めて“Piece Of Mind”から3曲連発)のは、Maidenのライヴといえば定番ばかりの選曲という印象が強いだけに意外性があって良かった。他にも“Seventh Son Of A Seventh Son”からの選曲が“The Evil That Men Do”ではなく“The Clairvoyant”だったり、前回日本で観た時はやっていなかったと思う“Heaven Can Wait”(もちろんステージにコーラス隊登場)がプレイされたりと他にも選曲に工夫が感じられたのは嬉しい。“Clansman”をこの比較的短い(1時間半強)セットに組み込んだのは疑問だけど。
それにしてもステージ・セットといい照明といいとにかく豪華で野外の会場によく映える!その上ブルース・ディッキンソンは実によく動く。この年代(もう40代半ば?)、いやもっと若い年代のメタル・バンドのフロントマンでもここまで動ける人はそういないんじゃないだろうか。観客も凄まじい盛り上がり&合唱(さすが英語圏!)で応えるし。余談だがこの日は観客のMaidenTシャツ着用率が異様に高く、終演後にグッズ売り場に行ったら沢山種類があったTシャツはすべて売り切れで、いかに彼らのライヴ(とエディ)がファンに支持されているか目の当たりに。
貫禄もあれば年齢に負けて衰えることもないエナジーもある、さすがIron Maidenという見事な横綱相撲を堪能できたライヴだった。今回もメンバーたちに気を取られていてエディ登場の瞬間を見逃しちゃったけど・・・次は日本で必ず観て今度こそその瞬間を目にしないと!
セットリスト
1. The Number Of The Beast
2. The Trooper
3. Die With Your Boots On
4. Revelation
5. Hallowed Be Thy Name
6. Wildest Dreams
7. Wicker Man
8. Clansman
9. The Clairvoyant
10. Heaven Can Wait
11. Fear Of The Dark
12. Iron Maiden
encore
13. 2 Minutes To Midnight
14. Run To The Hills
Motorheadは開演の7時、というか数分早かったかもしれない時刻にさっさとステージに上がり“We Are Moterhead”で暴走開始。
ジョーイ&ディー・ディーに捧げられた“Ramones”はファンとしては感激(6月には同じ会場でPearl Jamが“I Believe In Miracles”を聴かせてくれたっけ)。他には“Dr. Rock” “Metropolis” “Killed By Death”や“Shoot You In The Back” “No Class” “Sacrifice”(途中のドラム・ソロは蛇足だったけど)などが聴けて(中々渋い選曲でないかい?)、最後は“Ace of Spades” “Overkill”の連発で締めくくり。35分ほどと短いながら曲数も多くしょっぱなから強烈なライヴ。この演奏時間でこれだけ堪能できるんだから、フルで聴いたらどうなることやら?数年前に日本で一度見てるけど、また単独でのライヴ見たい!
Dioは7時55分頃ステージに上がり1時間弱プレイ。
最初は知らない曲で拍子抜けしたけど次はいきなり“Last In Line”、しかも途中からRainbow“Stargazer”になだれ込むという思いがけない展開!メドレーだからもちろん短縮版だけどギター・ソロはきっちり再現されて初めて生で聴くこの名曲に酔いしれる。更に“Stand Up And Shout”がたたみかける(バックドロップは“Holy Diver”のジャケットだし)・・・がここでドラム・ソロに突入し興奮も冷める(なぜこの位置で?)。
その後も“I Speed At Night”“Dream Evil”といった80年代の地味な曲(嫌いじゃないけど)や新曲“Rock N Roll”にこれまた不要なギター・ソロ(一瞬ウォーレン・デ・マルティーニが加入したはずだけど結局現在のギタリストは数年前に日本で観た時と同じくクレイグ・ゴールディ)などなど、ドラム・ソロで冷めた興奮を呼び起こすには到らない時間帯がしばらく続く。それでも“Rainbow In The Dark”に再度のメドレー(今回は“Holy Diver〜Heaven And Hell”)という締めくくりでは場内も総立ちに近い盛り上がり(北米ではやっぱりMotorheadよりもずっと人気があるんだと実感)
になったけれど、終わり良ければすべて良しというよりは最後にどうにか帳尻を合わせたと表現した方がしっくり来るショウの構成だったなぁ正直。生で聴くのは2度目のロニーの喉は今でも素晴らしいものの、この夜の他の2バンドに比べるとバンドとしてのまとまりが感じられずいかにもロニー&バック・バンドという風情を醸し出していたのも減点。MotorheadとIron Maidenが上手に年老いて今でも現役感を保っていただけにどうしても比較してしまう。決して悪いショウじゃなかったんだけどね。
次のカナディアン・ロックの大ヴェテランThe Guess Whoのステージ中にようやくTシャツを買って退散。所要時間は1時間・・・。レニクラでお馴染みの“American Woman”に本来はBachman Turner Overdriveの曲だがそのギタリストだったランディ・バックマンがいるので演奏された“Takin Care Of Business”ぐらいしか知ってる曲はなかったけど、古き良き大味ロックで悪くないし、さすがに地元だけあって盛り上がっている。
“Hell Aint A Bad Place To Be”という渋くかっこいい選曲で幕を開けAC/DCは、この日初めてアンコールも許されて1時間10分プレイ。2年前の来日公演に比べれば物足りない量だし、ブライアン・ジョンソンの声は調子が悪いのかやや迫力不足だったけれども数々の名曲があのパフォーマンス(アンガスは当然スクールボーイ・ファッションでストリップもあり)で披露されるのだから楽しくないはずがない。Stones以上のこの日最高のパフォーマンスとの意見も多かったし、そこまで素晴らしかったとは思わないけど大観衆を相手に堂々たる貫禄を見せつけたのはさすが。そういえば91年頃にMetallicaやPanteraとやったモスクワでのフェスは60万人ぐらい集めたんだっけ?つまり今日以上の観客を相手にしたことすらあるわけで、やはりAC/DCはただ者じゃない。またちゃんとしたライヴを見たいなあ。
10時頃いよいよステージに登場したStonesは1時間40分と、これまた彼らにしては短いセットをプレイ。1曲目は“Start Me Up”だったかな?当然代表曲中心のセット・リストなのだけど、“Dont Stop”(けっこう気に入っている)や“You Got Me Rockin”“Anybody Seen My Baby”と新しめ曲も意外と披露されたのは嬉しかったな。“Miss You”でJustin Timberlakeがデュエットすれば(ミックがお返しに“Cry Me A River”のサビを口ずさんでいた)マルコム&アンガス・ヤングが飛び入りした曲もあり。
サポート・ミュージシャンがやたら多くてどの程度本人たちが音を出しているのか気になる水増しStonesとはいえ、マニアでもないので細かい文句を言うよりもあの生ける伝説を初めて生で見れたと素直に喜んでおこう。
でもこのイヴェントが、確かに規模としてはロック史上最大級のコンサートの1つとはいえ(一部で喧伝されたように)ウッドストックなどと同等の意義があるとはとうてい思えないなあやっぱり。大観衆に対処しきれてないないのは明らかだったし(長時間並ぶこと間違いなしだったので食事は一度も買わずに持ってきた少しの食料だけで乗り切りました)、前にも書いたとおりSARS対策としての効果もやっぱり疑わしいし。音楽的にもここまで細切れだとはね〜。本心を言えば最後の3バンドで2時間半ずつ演奏するフェスだったらもっともっと大歓迎だったんだけど。
腰を据えて演奏をちゃんと聴けるようになる前にFlaming Lipsは終わり、続いて地元のSass Jordanが登場。カナディアン・アイドル(一連のアイドル・オーディション番組のカナダ版)の審査員として最近露出が多いが元ロック・スターがそういう形で再度脚光を浴びるのはやっぱりあまりよく受け止められていないのか、懸命に盛り上げようとしても空回り気味。“Are you having a good time?”という問いかけにあちこちでno!の声が上がったけど、人の多さと暑さでこの時点で疲れてる人が多いのも敗因かな。アメリカでもヒットした懐かしい“You Don’t Have To Remind Me”もプレイされたけど、Jeff Healeyをゲストに迎えた最後の曲が一番熱の入った演奏だった。わずか4曲で彼女のセットは終了し、どうやら最後の超大物数バンドを除き今日の出演者たちには僅かな時間しか与えられていないことが判明。
次のThe Isley BrothersはR&Bの大ヴェテランですね?すみません、名前以外よく知りません。でも“Fight The Power”はわかりました。熱気のあるパフォーマンスで客もけっこう盛り上がっていたかも。
前半最後のBlue Rodeoはカナダの中年向けロック、ですか?あまりにも退屈でどうでもいいのでTシャツ売り場に並んだのだらこれが大変な混雑で全く進まない。そうこうするうちに最初に登場したはずのコメディアン・コンビJim Belushi & Dan Aykroydの再度の登場を経て第二部がJustin Timberlakeでスタート。ロック色の強いこの日のラインナップの中でははっきり言って浮いて思えてが、物を投げ付けられたりもしていたみたい(僕には見えなかったけど)。彼もやはり短い出番でそそくさと去る。
最近の買い物
9月3日(水)HMV
Destruction - Alive Devastation $9.99
シドニーでライヴを観てトロントで日本盤購入と、どうもこのバンドとは最近縁があるなぁ。
Fields of the Nephilim - Revelation/Forever Remain/Visionary Heads (DVD) $29.99
Rush - Chronicles (DVD) $15.00
The Tea Party - Illuminations (DVD) $15.00
8日(月)Sunrise Records
Manic Street Preachers - Lipstick Traces $22.99
Sum 41 - Does This Look Infected?(DVD付き)$15.99
Neil Young & Crazy Horse - Greendale(DVD付き)$19.99
11(木)
Pigmy Love Circus - The Power of Beef
A Perfect Circleの前座で見てインパクトがあったので会場で購入。実はドラマーがToolのダニーでその場でサインしてくれました(きゃー)。
13(土)
Johnny Cash - Man Comes Around(DVD付き)$22.99
前から欲しかったけど、死んだ後に買うことになるとは。
1. This Is The New Shit
2. Disposable Teens
3. Irresponsible Hate Anthems
4. Use Your Fist Not Your Mouth
5. Great Big White World
6. Rock Is Dead
7. mOBSCENE
8. Tainted Love
9.
10. Dope Show
11.
12.
13.
14. Sweet Dreams
15. Fight Song
16. Beautiful People